教育訓練支援給付金はキャリコン講習で使えるか|通信制と夜間は対象外
最終更新: 2026年10月9日(公開: 2026年10月9日)・キャリコンと給付金 編集部
キャリコン講習では使えない前提で考える
教育訓練支援給付金は、専門実践教育訓練給付金を受ける人のうち、離職中で一定の条件を満たす人に、受講中の生活費として基本手当の日額の60%を出す給付です。条件の一つに「夜間に行う講座その他の就業を続けながら受けられる講座(通信制など)ではないこと」があります。
教育訓練給付金の講座検索システムで、キャリアコンサルタント養成講習の22講座の実施方法を確かめると、次のとおりでした(2026年10月9日)。
| 実施方法 | 講座数 |
|---|---|
| 通信(郵送) | 9 |
| 通信(eラーニング) | 9 |
| 通信(郵送・eラーニング) | 3 |
| 通学(夜間・土日) | 1(リカレント キャリアコンサルタント養成講座) |
通学とスクーリングがある講習でも、給付の届け出では通信制か夜間・土日の通学になっていて、支援給付金の対象になる昼間通学制の講座は見当たりません。離職中にキャリアコンサルタントの講習を受ける人は、生活費は基本手当と貯金で見込んでおく必要があります。
支援給付金の条件
参考までに、対象になる講座を受ける場合の条件です。
- 受講開始日に雇用保険の被保険者でなく(離職していて)、専門実践教育訓練給付金の受給資格がある
- 離職の翌日から1年以内に受講を始める(延長した場合でも離職から最大4年以内)
- 受講開始時に45歳未満
- 講座が夜間・通信制などでない
- 会社の役員や自治体の長に就いていない
- 前に教育訓練支援給付金や教育訓練給付金を受けたことがない
- 受講開始日が2027年3月31日以前
在職中に受講を始め、途中で辞めた人は対象になりません。
支給額と期間
基本手当の日額の60%です。基本手当の日額は、離職前6か月の賃金の合計を180で割った額のおおむね50〜80%(上限あり)です。基本手当を受けられる期間は支給されず、基本手当が終わってから、講座の修了まで支給されます。2か月に1回、ハローワークで失業の認定を受け、欠席した日は支給されません。2か月の出席率が8割を切ると、以後は支給されなくなります。
受給資格の確認は、専門実践教育訓練給付金と同じく受講開始日の2週間前までで、本人がハローワークに行く必要があります(代理・郵送・電子申請はできません)。期限を過ぎると、2年の時効でも取り戻せません。
Q&A
- なぜキャリコン講習は対象にならないのですか
- 支援給付金は、夜間の講座や通信制など、働きながら受けられる講座を対象にしていません。教育訓練給付金の講座検索システムで確かめると、キャリアコンサルタント養成講習の22講座は、実施方法が通信(郵送・eラーニング)か、通学(夜間・土日)でした(2026年10月9日)。
- いつまでの制度ですか
- 受講開始日が2027年3月31日以前の講座が対象の暫定措置です。
- 支給額はいくらですか
- 基本手当の日額の60%です(2025年3月31日以前に受講を始めた場合は80%)。基本手当を受けられる間は支給されず、基本手当が終わったあとに支給されます。
次は講習を比べる
ピックアップ講習
令和7年度に修了した913人のうち82%が受験し、受験した人の83%が合格。全国約20か所の通学とオンラインを選べ、振替できる。
- 給付の対象の受講料
- 396,000円(50%なら自己負担 19.8万円、70%なら 11.9万円)
- 令和7年度の実績
- 修了 913人/受験 82%/合格 83%
- 学び方
- 通学あり・オンラインのみ(7月・11月・3月)
令和7年度に修了した2,139人のうち88%が受験し、受験した人の84%が合格。全国の校舎とオンラインで毎月開講。
- 給付の対象の受講料
- 392,111円(50%なら自己負担 19.6万円、70%なら 11.8万円)
- 令和7年度の実績
- 修了 2,139人/受験 88%/合格 84%
- 学び方
- 通学あり・オンラインのみ(毎月)
通学(夜間・土日)の講座は、令和7年度に修了した875人のうち87%が受験し、受験した人の80%が合格。ライブ通信の講座もある。
- 給付の対象の受講料
- 398,200円(50%なら自己負担 19.9万円、70%なら 11.9万円)
- 令和7年度の実績
- 修了 2,644人/受験 85%/合格 79%
- 学び方
- 通学あり・オンラインのみ(4月・5月・6月・7月・8月・9月・10月・11月・12月・1月)
実績は教育訓練給付金の講座検索システムに講習機関が報告した値(令和7年度)。合格率は資格受験者数に対する合格者数。