キャリアコンサルタントの実技試験|面接のロールプレイと口頭試問の決まり
最終更新: 2026年10月9日(公開: 2026年10月9日)・キャリコンと給付金 編集部
論述と面接で150点中90点以上
実技試験は、論述と面接を合わせて採点します。協議会の受験概要による決まりは次のとおりです。
| 区分 | 形式 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 論述 | 事例記録を読み、設問に記述で答える | 50分 | 50点 |
| 面接(ロールプレイ) | 受験者がキャリアコンサルタント役になり、相談者役と面談する | 15分 | 面接全体で100点 |
| 面接(口頭試問) | 自分のキャリアコンサルティングについて試験官の質問に答える | 5分 | (同上) |
合格は150点満点で90点以上です。そのうえで、次の足切りがあります。
- 論述が配点の40%(20点)以上
- 面接は評価区分「態度」「展開」「自己評価」のそれぞれで満点の40%以上
合計が90点を超えていても、どれか一つの区分が40%に届かないと不合格になります。
面接の評価区分
協議会の面接の評価区分は「態度」「展開」「自己評価」の3つです。区分の名前と受験概要の説明から読むと、それぞれ次の点を指していると考えられます。
- 態度: 相談者を尊重する態度や姿勢(身だしなみを含む)で、相談者との関係を築けているか
- 展開: 問題を捉え、面談を通じて相談者が自分に気づき、成長するような応答とプロセスになっているか
- 自己評価: 口頭試問で、自分の面談を振り返って説明できるか
ロールプレイは、50分の面談のうち最初の15分という設定です。15分で結論や助言まで進めることより、話を聴いて関係を作り、相談者が何に困っているかを一緒に整理する過程が求められていると読めます。
JCDAの面接も、ロールプレイと口頭試問の形ですが、評価区分の名前と考え方が協議会と違います。JCDAで受ける人は、JCDAの受験案内で評価区分を確かめてください。
平均点と合格率
| 回 | 団体 | 実技の合格率 | 面接の平均点(100点) | 論述の平均点(50点) |
|---|---|---|---|---|
| 第31回 | 協議会 | 63.8% | 59.6 | 32.7 |
| 第32回 | 協議会 | 60.3% | 59.3 | 32.2 |
| 第32回 | JCDA | 66.5% | 61.3 | 32.9 |
面接の平均点は60点前後、論述は32点前後で、合わせると合格ラインの90点ちょうどあたりです。平均的な出来だと合否が分かれる、という水準です。
練習で差がつくところ
実技の合格率は年代で差があり、協議会の第32回では30〜40代が65%前後、60代は49.1%でした(難易度と合格率)。ロールプレイは相手役が要るので、一人では練習しにくい試験です。
- 講習の演習で、相談者役・観察者役も含めてロールプレイの回数をこなす
- 録音・録画して、自分の応答を聞き直す(口頭試問の自己評価の練習にもなる)
- 講習修了後の試験対策講座や、合格者の勉強会を使う
講習によって、1クラスの人数、講師1人あたりの受講者数、ロールプレイの録画やフィードバックの有無が違います。各講習のページに、講習機関が厚生労働省の講習検索サイトに載せている特徴をまとめています。
Q&A
- ロールプレイは最後まで終わらせる必要がありますか
- 協議会の説明では、ロールプレイは50分の面談を想定し、そのうち最初の15分を行う設定です。15分で問題を解決しきることは求められていません。相談者との関係を築き、問題を捉え、相談者が自分に気づくような応答とプロセスを心がけるよう案内されています。
- 口頭試問では何を聞かれますか
- 協議会の受験概要では「自らのキャリアコンサルティングについて試験官からの質問に答える」とされています。ロールプレイの直後に、自分の面談を振り返って答える場です。
- 面接だけ落ちたら、論述も受け直しですか
- 実技は論述と面接を合わせて一つの試験です。実技に不合格なら、次回は論述と面接の両方を受け直します。学科に合格していれば学科は免除されます。
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